オリジナルDVDアニメーション全4巻、1994年作品。河森正治監督、菅野よう子音楽。
幼なじみであるテストパイロットのイサムとガルド、歌うことを捨てた音楽プロデューサーのミュンとの三角関係と、行き過ぎた人工知能の引き起こした事件を描く。
素晴らしい、その一言で表したい作品。
全ては空を描くために、このアニメはある。決して見所はロボットではない。
あの青い空を自由に飛べたら、イサムとガルドが飛んだシーンのあとは必ずそう思ってしまう。キャラクターがよく、個性がしっかり出来ている。それぞれの個性が、心の動きをしっかり描いていて、誰もが大事なキャラクターとして描いている。ただ、イサムとガルドについては結局そういうことで喧嘩していたのか、とわかると、なんだか変な気がします。ミュンはどうしてイサムに惹かれるのか、とかもわかりません。まあわからなくても問題ないストーリーの作りなんですけれども。
ストーリーはアメリカンな雰囲気をまとっていて、何も考えずに観ていられる。そしてわかり易い三角関係。そして結末。4巻全部一気に観たい作品です。アニメーションにCGがちょうど良い感じで使われており、このくらいの使い方が多分アニメーションとしてはバランスが一番いいんだろうな。今のアニメーションではCGが多すぎるから。
そして、歌。マクロスには歌があるからこそマクロスなのだけれど、今回の歌はエンヤばりの歌などが効果的に使われており、シリーズでも突出した歌がたくさん導入されています。なかでもミュンの歌う「Voices」、これは、本当に素晴らしい。絶賛する。物悲しさがあり、しかし希望がある。そしてこの歌を歌うミュンのシーン、息をするのも忘れてしまうほどに見惚れる。この歌を知らないなんて勿体ない、ぜひ聴くべきです。
美しい楽曲を作った菅野よう子のデビュー作品にもあたり、既にその手腕が見え、聴き手を引き込ませる臨場感、シーンにあった楽曲を提供しており、イスラエルフィルとの競演をしている。サントラもアニメがなくとも質の高い楽曲がちりばめられており、そのまま流していても楽しめる作品です。
絶賛する作品です。マクロスシリーズの中では一押ししておきます。そういう人は少数派かもしれませんけれど・・・。
いまから観るなら、DVDで1本にまとめてある
MOVIE EDITION
でもいいでしょう。ってか、むしろそっちを観てください。4本のDVDは30分くらいずつですが、
MOVIE EDITION
は120分くらいに編集してあって、要所要所にストーリーを追加したりしています。結構違うシーンがありますので、両方観てもいいと思いますけれど。ちなみに、この作品を僕は昔、劇場で観ましたけどね。
日本語で観ても英語字幕で観てもよし。歌も英語になるから、そちらで観ても雰囲気が変わっていいかもしれません。
あらすじ
posted by しょうへい at 23:28|
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