2007年11月22日

邦画:花

2003年、ドラマ。
初老の弁護士を脳動脈瘤を抱えた男がドライバーとなり、新婚旅行のルートをたどり忘れかけていた妻を思い出しながら遺品を取りにいく物語。

原作・・・金城一紀
制作・・・若杉正明
監督・・・西谷真一
脚本・・・奥寺佐渡子
音楽・・・村治佳織

野崎陽一郎(大沢たかお)・・・成績優秀な銀行マン
林(仲村トオル)・・・野崎に鳥越の運転手を勧める
鳥越弘(柄本明)・・・指宿へ車で向かう弁護士
若き日の鳥越(加瀬亮)
けいこ(牧瀬里穂)・・・鳥越の元妻
山吹千香(西田尚美)・・・野崎の恋人

<あらすじ>
野崎はトップ銀行マンとして働いていたさなか、帰り道で倒れてしまった。病院での診察では、脳動脈瘤があり、今すぐにでも破裂するかもしれないという宣告を受けた。手術後は可能性として、障害が残る、あるいは記憶をなくしてしまうこともありえるというのであった。
野崎はその一週間後退職し、家で特に何をする訳でもなく時間をつぶして過ごしていた。そんな中、野崎は林に仕事を紹介され、二つ返事で了承した。内容は鳥越という男と車で指宿まで同行するというものだった。指宿まではルートを指定しており、いっさい高速道路を使わないというものであった。
野崎が指宿までいくのは昔に別れた妻が亡くなり、その遺品を取りにいくため、また新婚旅行のルートをたどるという理由であった。

オススメ度:☆☆☆

大沢たかおの主演作は非常に多く、今年に関してはなんと映画3つという驚きの数の活躍ぶりを観れば、どれだけ凄いか言うまでもない。
その主演で、この「花」で光る部分は車の中で、自分の病気を鳥越(柄本明)に告白するところでしょうか。まあわかりやすいけれど、それが一番でした。思ったより滑舌悪くて聞き取りづらい言葉があったりするんだけれど、でもよい演技だからそれはそこまで気にならない。
それに柄本明はやっぱりいい。この人の言葉の重みやらがよいのです。悲しそうな演技がたまらない。
牧瀬里穂は好きな女優さんで、花言葉や思い出を大事にするようなカラーがぴったりくる役者さんです。
このストーリーで特に面白いのは、妻の顔も忘れかけていたのを思い出すところよりも、野崎が旅先で恋人の千香と電話して、地図で行き先を伝えているようなやりとりでした。鳥越のストーリーと、その裏の野崎と千香のやりとりが見所です。
暖かいストーリーであり、いい話が観たいと思ったらこれをお勧めします。
posted by しょうへい at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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