2007年10月10日

ハードロックCD:GOTTHARD [DOMINO EFFECT]


2007年スイス発、期待のハードロックバンド「ゴットハード」最新アルバム。

今作も非常に耳の残るゴットハード節炸裂で、彼らの素晴らしいキャリアと比例して素晴らしいアルバムを作っていると思えるバンドですが、このハードロックなボン・ジョヴィタイプという言葉もありますが、それよりもハードロック然としてボーカルとギターを核としたバンドサウンドには一切の濁りも無く、それでいて個性溢れるサウンドをたたき出す上質ハードロックはこのゴットハードならではの醍醐味であり、どうしてコマーシャルソングに使われないんだろうか、と思えるほどのクオリティと日本人好みのサウンドである、と思います。

前作と比較する場合、リフがややヘヴィな彩りとなっており、ハード色が濃くなっています。#1「マスター・オヴ・イリュージョン」から始まり、#2「ゴーン・トゥー・ファー」、そして#3「ドミノ・エフェクト」。どれもがヘヴィなリフを持った、それでいてメロディと美麗なコーラスワークを持ち、骨子のあるメロディを携えている。このヘヴィな流れが、初期の作品群にあったハードロックアプローチを彷彿させ、前作以上に「ロックしている」アルバム然とした部分を前面に押し出している。
その次の#4「フォーリング」ではバラードに移行するという流れも、勢いを止めるというよりもこのアルバムの起伏の盛り上がりに一役買っていると言ってよく、メロディを奏でるボーカル、ギターやキーボードだけではなくドラミングにもぜひ耳を傾けていただきたい。
#5「ザ・コール」もまたバラードでありながら、ゴットハード特有のスティーヴ・リーのソウルフルな歌唱が映え、その上レオ・レオーニのギターソロも泣かせてくれる。ゴットハード節の良き部分が前面に押し出され、この一曲でもゴットハードのバンドアンサンブルの安定感が伝わってくるほどのお気に入りの曲です。
そしてアップテンポの#6「ジ・オスカー・ゴーズ・トゥ・・・」がアルバムのハイライト、と思っているんですが、この一曲のためにアルバムを買ってもいいと思える完成度で、アルバムの中で一番聴きまくった曲です。イントロのストリングスからわっと盛り上がるコーラス、そのバッキングのキーボードリフと鳴るドラム、叫ぶボーカル、唸るベース、どこを切っても素晴らしい。ギターソロと共にベースワークもかなり好きな一曲です。
どの曲をとっても素晴らしいアルバムであり、その他の楽曲も粒ぞろい。絶品のアルバムであるゴットハード最新作、ロックが好きならぜひ聴いていただきたい作品です。このバンドを知らない人が多過ぎるけれど、これほど売れてほしいバンドはありません。濃いポテンシャルを秘めているこのスイスのバンドにはぜひ一度興味を持っていただきたいですね。
posted by しょうへい at 22:29| Comment(0) | TrackBack(1) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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