いかにしてサラリーマンが、生涯苦労しつつもどうにか生活出来る老後を送ることができるのか。そのままいったら、2度、多くのサラリーマンは破産する。一度目は子どもが成長するとき、二度目は老後、である。長い目で人生設計をするための貯蓄の書。
最近僕もサラリーマンとか色々な人生の出来事が待ち構えていて、こういう本を読んで、一生を手堅く生きてみないといかんなぁ、と思って手を出したのがこの一冊。タイトルの「破産」という言葉が僕にはちょっと恐ろしい言葉に感じるので(ウリ・ジョン・ロートも破産しましたし・・・)、無難な庶民はこういう本で勉強して、今後に生かそうと思います。
とても象徴的なタイトルで、検索したところ結構よい評判の本で、手を伸ばしてみました。最近新書ブームということもあって多くの読者を意識したわかり易い言い回しや大きめな文字で読み易かったりして、ちょっと情報量としては少ないかと思ったら、密度は十分です。
さてこの本ですけれど、人生設計をお金中心に考えたとき、普通の生活するにはこれだけかかるから、こういうふうにしてみるといいですよ、という一冊になっています。
特に興味深い一つに、自動車を所有することで、維持費だけで1年の平均額が60万円、というもの。ガソリン、保険、駐車場、車検、税金、修理代、ということを考えての値段ですが、これだけかかるものを貯金すると言っていて持っていては到底できないわけだなぁ、と改めて実感し、クルマを手放しました。車検がきたからちょうど今クルマを僕は手放しているのですが、暫く買うのがおっくうになってしまいました。せっかく試乗もしたんですけれどもね。
また面白い発想というか、どんな人も考えることに、「いつかはマイホーム」というのがありますが、それを著者は「マイホームだけがすべてじゃないよ」と書いています。ちょっと言い回しは違いますけれど。どういうことかといえば、仕事を都心でしていれば当然都心に住むことになり高い家を買うけれど、定年退職後に地方に移り住んでから、家を買う代わりの貯蓄と年金でアパート借りればいいんじゃない? という提案とか、非常に面白く興味深い。
最後の方の株の話は興味がない方にはどうでもいいです。
とにかく、貯蓄しろとかみさんに怒鳴られている人とか家をそろそろ買う人とか、人生設計を立て直したい方にはとにもかくにも読んでほしい1冊です。おすすめです。路頭に迷う可能性を、早めにつぶしましょう。

