2007年10月04日

新書:関根眞一著「となりのクレーマー」

オススメ度:☆☆☆☆

クレーマー、いかにも腹立たしい存在であるのがこの手の人々。絡まれている店員を見るだけで気の毒に思えて仕方が無い。
本書は、クレーマー対応のプロである著者が1300件という経験から、クレーマーの手法とその対策を書いています。これが読み物として非常に面白いし、社会人であればこういう経験がどこかで役立つことにつながるんじゃないか、と非常に勉強になります。

僕は昔コンビニでバイトしていたときに、非常によく絡んでくる客がいたのを思い出しました。キレ易いホストとか。もうペコペコとするしかありませんでした。コンビニの夜勤バイトなんて、世間的に見ればダメ人間がやりそうだしなあ。そりゃ絡んでも文句言えないよな。自分でも思いますけれど。
しかし、どうにも怪しいクレーマーというのがいました。「袋に入れますか」と聞くと、「あったりめぇだろ!」って必ず怒鳴るのが。なんというか、その人、近くのデパートの店員だったりしました。接客して疲れて、そのストレス解消であるというのが見え見えで。もうしょうもない男もいたもんだ、と。その店に報復になんて行きませんでしたが、本当に絡み目的というしょうもないのもいるのです。

そういうしょうもない客の対応というのは本書にはほとんど載っていませんが、どちらかというとものすごく悪どい系のクレーマー対策とか、非常にスリリングな綱渡り状態の出来事を書いているのがものすごく面白い。これはぜひ読んでいただきたいくらいの作品で、クレーム対応に関する仕事をしている人には特におすすめしたい。特に第三話。車の移動時にダイヤのネックレスをしっかり返さなければならない、というくだり。

ただ本書を読んで、こういうクレームの付け方ってのは知らなかった。
服がすり切れたり靴下に穴があいたら、場合によっては交換してくれるんだね。5回履いて穴があいた靴下ってのは、安物しか履かない僕には珍しくもない体験なのですけれど。
posted by しょうへい at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション・新書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする