2007年05月31日

推理作家がウイスキーの腕を競う

タイトル通りだそうな。(Sankei web 2007/05/29 20:10)

 サントリーと日本推理作家協会は29日、人気作家9人が原酒を混合してウイスキーをつくり、その仕上がりを勝負する「シングルモルト歴代チャンピオン大会」を都内で開催した。

 参加したのは、同協会理事長の大沢在昌さんのほか、北方謙三さん、石田衣良さん、福井晴敏さんら9人。サントリーの山崎蒸留所で年に1回開催しているイベント「シングルモルト&ミステリー」が今年で10回目を迎えるのを記念し、これまでの各回で最も優れたウイスキーをつくった9人が競い、“真のチャンピオン”を決めることになった。

 9人は10種類のモルト(麦芽)原酒を自由に混合。最も評価の高かった作品は「謎2007」として、サントリーから今秋、限定発売される予定だ。


推理小説の主人公はどうしてかしらんけれど、ウイスキーをロックで足組んで飲んでるイメージですよね。バーで情報交換しているところとか、探偵事務所でゆったりしているところとか。
焼酎とか日本酒飲みながら探偵やってるのはイヤかもしれませんね。飲んべえみたいで。
そういえば北方謙三の小説の主人公は大抵ウイスキーを飲んでますし。

ウイスキーは僕もちびりちびりといただくことがあり、このウイスキーが販売されたら買ってみようかな、と思います。いいな、こういう企画。

んで、誰が優勝したかと言えば、こちらをご覧下さいな。やっぱこの人か。いつのまに推理作家協会理事長になってたんだ、この人。

にしても、この企画はもう10年もやってたんだね、初めて知りました。
今年はこれを購入しようと思います。
ネット販売のみ、5000円なり。
すげー高級だなー。
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2007年05月29日

ZARD坂井泉水さん、死去

なにやら訃報が重なってばかりだ、と思ってしまう。

タイトル通り、ZARDの坂井泉水さんが亡くなったそうです。(asahi.com 2007年05月28日12時20分)

 「ZARD」のボーカルで作詞家の坂井泉水(いずみ)さん(40)=本名・蒲池(かまち)幸子(さちこ)=が27日午後、脳挫傷のため、東京都新宿区の慶応大学病院で亡くなったことが28日わかった。

 坂井さんは昨年6月、子宮頸(けい)がんを患い、入退院を繰り返していた。所属事務所などによると、26日早朝、日課の散歩後に病室に戻る途中、病院の非常用スロープの踊り場から転落したという。

がんだった事自体知らなかったけれど、こういう事故死ってのは悲しいものがあります。
ZARDなんて僕が小さい頃からのミュージシャンのひとつですから、かなり衝撃的なニュースでした。

よくテレビや街頭で流れていたし、非常に耳に残る曲が多かった。
CDを買ったことはないけれど、音楽と声が好きだったからとても残念に思ってしまう。これから先も新しい曲を色々聴けると思っていたのだけれど。
大物というか、時代を駆け抜けたというか、そういうイメージがあっただけに、寂しいといえばいいのか。
手元に音源はないものの、頭に浮かぶくらいには記憶された曲がいくつもある。
坂井さんは亡くなったけれど、これからもZARDの曲はずっと多くの人に記憶される素晴らしい歌があったという事実は残ったと思えます。

ご冥福をお祈りします。
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洋画:スパイダーマン3

オススメ度:☆☆☆

「死霊のはらわた」のサム・ライミ監督。
トビー・マグワイア、キルティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ出演。

飛来した付着物をスパイダースーツに取り込んでしまい、黒い色へと変わったそのスーツは、自分の黒い欲望を忠実に表したものだった。そのスーツのまま恋愛のもつれを解決しようとしたピーターは一時は婚約まで考えていたMJを心底傷つけてしまうことになる。そのスーツを脱いだが、そのスーツを着るものが現れてしまい、また変身能力をもった脱走囚までもがスパイダーマンと対決することになるヒーローアクションストーリー。

まあ、最初から言っておくと、スパイダーマン1には遠く及ばない。
最初からアクションシーンがあり、記憶喪失のシーンやらがあって、それと逃亡した男が分子分解されて新生物と変化する力を持ってしまうという、かなり奇想天外なマンガチック色が濃くなり、まあ面白いとは言えるんだけれど、ちょっと先が読めてしまうストーリーかもしれません。

そのストーリーは練り込まれていて平行するストーリーが織りなすんだけれども、どうにもそれがこんがらがり気味になっているのが残念なところ。ちょっとわかりにくい。
その一つが、過去と関係するという事件の一つの答えとなっているし、もう一つは友人であるハリーとの決闘でもある。
それらをわかり易くしてくれた方が映画に集中出来たんだけれど、あれ、と思ったらなんだかよくわからなくなってしまうんですよ。
だから映画を長く感じてしまったから、短くしてくれれば、と思いました。

今回残念だと思ったのは、前作までなら登場人物の心の機微というものがよく表現されていたのが、あまりにもあっさりとしていたのもあまり好きじゃないかもしれません。
またアクションとしても最後の弱点発見とか、決着がなんだか納得いかないような感じが残りました。
それに、ピーター・パーカーの成長が1では面白かった見所なだけに、期待したものとはかけ離れてしまったという感じは否めませんでした。

と辛口ですが、曲がりなりにもスパイダーマン、エンターテイメント性は抜群でした。
デートならやっぱり盛り上がる映画です。
涙のシーンはないものの、ピーター・パーカーとMJの恋愛の揺れ動きとハリー・オズボーンの友情は心に響くものであると思います。
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2007年05月13日

ハードロックCD:ZENO「RUNWAY TO THE GODS」

オススメ度:☆☆☆☆
2006年独、9年という長い時間を掛け、ようやく出来上がったジーノの最新作。
プレイヤーには当然全楽器を担当するジーノ・ロート、シンガーにはマイケル・ボーマン。

これだけ長くファンを待たせても、それでも待つのがこのジーノのファンであり、そして東芝EMIなのだ。この東芝が待たなければ誰もこのアルバムを手にすることは出来なかった。
それだけ時間を掛けたこのバンドのこの最新アルバムからすれば、当然の出来上がりです。素晴らしい作品に仕上がっています。

以下、2006年10月号のBurrn!誌にインタビューが面白かった。

インタビュアー:あなたが人間として残された寿命を考えた時、音楽活動にあてられる時間はそう多くはないはずです、それでも、なるべく多くの作品を残そうとは思わないのですか? 自分が確信を持てる数少ない作品で良いと?

ジーノ・ロート:そのとおりだ。それが私の信念だよ。そうでなければこれ以上レコードをリリースする意味はない。君の言うとおり、時間は限られているだろうが、私にとって時間というのはそんなに意味があるものではないんだ。時間というのはただの枠組みだ。どれくらい時間が残っているか、どれくらい時間がかかるかと言ったことには、私はあまり興味がない。時間の枠組みというのはゴムで出来ていて、伸ばそうと思えばいくらでも伸ばせるものなんだよ。実に主観的なものなんだ。だから、私は必要なだけ時間をかける。それに、私はミュージシャンであると同時に物書きでもあるから、詩を書いたり哲学的な書き物をしたりと、そちらの活動もある。やっていることが全て1つになって、自分の仕事になっているんだ。だから、1〜2年のうちにまたアルバムをリリースすることも、出来るだけ多くのレコードをリリースすることも、私にとってはそれほど重要なことではない。そういう予定はないよ。

まあこれでジーノ・ロートという人の芸術家肌がわかってもらえたでしょうか。
もう契約破棄されるとか考えてないんでしょうね。エンターテイメントのプロフェッショナルではなく、本当に芸術家ですね。

さて本作ですが、かなりいい作品になっています。
前作までは当然時代も違うということも手伝って古さを感じざるを得ませんでした。しかし今作はセンスとしては昔ながらなのですが、かなりいい音を持ってきた、良質なハードロックアルバムに仕上がっています。メロディアスでノリも良い、その上一度聴いたらおぼえてしまう。非常に良い。

#1の「ファンフェアーズ・オブ・ラヴ」はオープニングを飾るにはふさわしいアップテンポ曲です。この最初のギターを聴けばまさしくノックアウトになるでしょう。
歌いだし、この新しいシンガーのマイケル・ボーマンのことはすぐ気に入ることとなるでしょう。繊細に歌いだし、盛り上がってゆくギターに合わせて声が強くなってゆく様はもう惚れ込んでしまう。いいシンガーを見つけますね、ジーノ・ロートという男は。
それにいい派手なギタープレイを聴ける耳に残る一曲です。

#3「ランド・オブ・イリュージョン」はバラードですが、重いリフが特徴的で、流麗なギターソロも歌いまくり、また静と動がある素晴らしい1曲です。静かになった一瞬の、こぶしをためるような歌い方がすごく好きです。

#7「レフュジーズ(パラダイスを求めて)」もいい歌なんですよ。いかにもジーノらしい楽曲で、印象的なイントロに、歌いだしの裏でのバッキングのギター、リズム感、コーラスハーモニー。綺麗な音楽です。このギターソロもお気に入りです。

#8「アイ・フィール - アイ・リヴ」はアルバムの中で最もハードロック色を表した一曲で、パワフルなリフが心地よい。このサビのコーラスがまた心地よい。

非常に濃厚で良質な一枚、おすすめです。メロディアス・ハード好きにはたまらない1枚です。
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2007年05月12日

洋画:SAYURI

洋画:SAYURI
オススメ度:☆☆☆
2005年米、ロブ・マーシャル監督、ルチャン・ツィイー、渡辺謙、役所広司出演。
売り払われて芸者の家に引き取られ、さゆりという名前を貰い、芸者として生きてゆく女の物語。

なかなかの作品でしたが、やっぱり2時間半というのは長く感じます。
洋画だからと日本人のセリフが全て英語ってのは違和感を感じてしまうけれど、そこらへんは観ていくうちに気にならなくなります。
言葉が英語なのを気にする人がいて、この映画を最後まで楽しめない、って人がいるのはちょっと残念ですね。僕はこれでもいいと最終的に思いましたけれど、最初からとは思いませんでしたから。
内容はまずまず面白い。この渡辺謙との初対面のシーンがとくにぐっとくる、金持ちのよい所というか。こういう所観たら、やっぱりいい映画だって思ってしまうものだと思います。貧乏で、泣いている女の子に、泣かないでとかき氷を食べさせるシーンは名作と言っていいですね。
そこで一念発起して本気で芸者になって、ついにトップゲイシャになるんですが、そもそも時代が第二次大戦中ということで、戦争が終わったあとの、むかしはゲイシャ、今や普通の庶民、という人生はかなり観ていて胸に応えるものがありました。いい映画です。
しかしどうして結局、あのラストなんだとちょっと違和感が残りました。心の機微が、ちょっと無理があったような気がします。
キャラクターは、総じてよかったと思います。日本人役でも中国人俳優らが演じていて、可愛らしさや儚さ、怒りの表情などどの場面をみても満足出来る俳優がそれぞれのキャラクターを演じていると思います。ただし優しくしたように見えた瞬間怒り狂ったり、ちょっとついていけない部分が目につきました。
まあ大作映画らしい作品、悪くない作品でした。
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2007年05月09日

洋画:ブラッド・ダイヤモンド

オススメ度:☆☆☆
2006年米、エドワード・ズウィック監督。
レオナルド・ディカプリオ主演。ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー出演。

1999年、アフリカではダイヤモンドを採掘するため、村落を破壊し奴隷をとり、逆らう者は虐殺をしていた。その中でダイヤ密輸を行う男と、奴隷となり家族と離ればなれになった二人の男が、互いの目的である家族と巨大なダイヤを巡って手を組むこととなった、友情と信念の物語。

150分と非常に長い大作映画、観てきました。
ブラック・ダイアモンドはジェット・リー主演だとどうでもいいけど思い出したけれど、話の中身は全然違いました。この映画はドキュメンタリーな作りでした。

とはいえディカプリオが怪しい宝石密輸業を営むだけあって、当然綺麗な女性を恋するフィクションです。ダイヤモンドを巡る内戦や奴隷のような極悪非道は事実だったのでしょう、むごたらしいシーンがひたすら続いて、あまりに不愉快で最初の10分で映画館から出たくなったくらいでした。
しかし現実であるならば、目をはなしちゃいけないものなのでしょう。

それに、映画が進むに連れて、目が離せない。誰が宝石をほしがるのか、誰が輸入するのか、誰が輸出するのか、誰が探すのか。

ダイヤモンドについてココまで考えたことはないのですが、やっぱりこういう背景があると思ってみるのは非常に重要なことです。

そういう社会背景を描きつつ映画として巧く消化させるキャラクターを描いており、アフリカの白人としての意味もしっかりと持たせることができている良い作品でした。

150分というのはあんまりにも長いと感じざるを得ないですが、それでも面白いと思える映画でした。

最近は続編とか大作が多い中埋もれがちな作品になるかもしれませんが、この作品もおさえておいてほしい作品だと思います。
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2007年05月07日

洋画:クラッシュ

 オススメ度:☆☆☆☆
 2004年米。監督・脚本ポール・ハギス。ドン・チードル、マット・ディロン、サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザー出演。
 登場人物それぞれの日常や信条を絡めながら揺り動く心を描いた人間ドラマ。

 非常に面白かった。ERのように登場人物が多く、複数のドラマが平行して流れているが、それらがどこかでつながり合い、また対称な形でドラマが流れてゆく。夫婦として、親子として、兄弟として、相棒として、また拳銃でさえも。それぞれの人生における信念には当然信じる正義があり、それが瞬間瞬間で揺れ動く様が観ていて揺さぶられる。どうしたら警察や検事は正義を貫けるのか。見回せば醜い出来事があり、絶望がある。しかし対比として、奇跡だって起きる。映画を対象に見せることで、奇跡あるいは災厄に見舞われても、それは流れてゆく日常の一つなのである。たとえそれが死に直面するような出来事であっても、それはどこかで必ず起きている。アメリカ的な差罰的なシーンもあるけれど、差別をメインとして扱っているのだけれど、それはメインテーマではない。
 しかし見事な脚本で、登場人物をうまく絡ませていて、一度観ると忘れがちなシーンもあるので、できれば2度観たい映画です。
 内容どうこうというより、何かが心に残るドラマです。ぜひオススメする一本です。
posted by しょうへい at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

SF小説「マルドゥック・スクランブル -The Third Exhaust- 排気」 と 「BRAVE NEW WORLD」 by IRON MAIDEN

 オススメ度:☆☆☆☆☆
 ギャンブルもついに終焉を迎え、王手はバロットの手にかかった。ギャンブルでの目的を到達し、最後に残されたボイルドとの決闘を迎える最終章。

 一つずつ、シェルと言うバロットの殺人実行犯の犯行動機などを探ってゆく様が、文字の羅列のような表現をとりつつ、しかし時間が読者を拘束するかのような。映像をみているようにページをめくることができてしまう一冊でした。抜群に面白かった。
 バロットの成長、ドクターやウフコックとの友情や愛情、ボイルドの存在感、あらゆるものが発揮するこの作品の輝きはまさしく名作と呼ばれるにふさわしい作品である。

 この作品にふさわしいのはアイアンメイデンの「ブレイヴ・ニュー・ワールド」です。一度脱退したシンガーのブルース・ディッキンソンとギターのエイドリアン・スミスが復帰した第1作、またケヴィン・シャーリーというプロデューサーのもと行われたこのレコーディングはドラマティックな展開を今まで以上に披露している、全曲がシングルカットできるくらいの作品が集まった名作の1枚です。
 このオープニングチューンである#1「ザ・ウィッカーマン」から最後までパズルのようにぴったりであるヘヴィメタルアルバムでしょう。歌詞が、#3「ブレイヴ・ニュー・ワールド」や#4「ブラッド・ブラザーズ」、#7「ザ・フォールン・エンジェル」などそれぞれのキャラクターに重ね合わせたい楽曲がそろっています。一つひとつの曲にドラマがあり、これ以上を望むアルバムもないと思います。やや暗めな雰囲気のアルバムで、また悪魔や魂と言った言葉が歌詞になっているので、こういったSFには世界観がぴったりであると感じます。
 このマルドゥック・スクランブルを読むときには、ぜひアイアン・メイデンのブレイヴ・ニュー・ワールドを。
posted by しょうへい at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 重金属的文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

SF小説「マルドゥック・スクランブル -The Second Combustion- 燃焼」 と 「YOU HAD IT COMING」 by JEFF BECK

 オススメ度:☆☆☆☆
 マルドゥック・スクランブル3分冊の第2巻。焼き殺され損なったルーン=バロット、救った万能ネズミロボット・ウフコックとまだら髪のドクター。バロットへ再度襲い来る脅威のもと、バロットはウフコックを「乱用」し、拒絶反応を戦いの最中引き起こしてしまう。そのあと待ち構えている相手が、悪夢の体現である「錆びた銃」ボイルドである目前にして。
 なぜ「自分が」殺されなければならなかったのか、自分の意味を探すバロット。自らの「有用性」の証明ため戦い抜くスクランブル-09。全てのキャラクターに、全てのページにさえドラマが詰まっている1冊。

 さすがの第2巻、それでも緊張感は持続され、非常によい1冊となっている。バロットとウフコックのドラマが読みながらもぐっとくるし、ボイルドの冷徹さが伝わってくる。
 しかし注目してしまうのは、バロットら主人公よりもボイルドに目がいってしまう。彼が登場したり話に出てくるシーンは、非常に惹かれながら読んでしまう。いまいちボイルドはバロットを逃してばかりなんですが、なんというか、このキャラクターには非常に注目してしまう。中でもフェイスマンとボイルドの対峙の場面は注目でしょう。
 話の展開でちょいと、と思うのは、あれだけガンアクション初めておいて、ギャンブルバトルに入るという所です。期待したのはアクションだったのですけれど。しかしそれでもこのギャンブルでも圧倒するだけの力量を持っているというのがすごいところ。思った以上にギャンブルに力を入れて書いたので非常に面白いのですが、ちょっと長めです。
 ともあれやっぱり1巻読んだらこの2巻も読んで、次の3巻まで止まれません。この1冊も圧巻です。

 この1冊は比較的落ち着いた1冊というか、叫ぶ曲よりも流れるようなギターを聴きたくなる1冊なんじゃないかと思います。とくにギャンブルのシーン。そしたらやっぱり、ジェフ・ベック先生になりました。「ユー・ハッド・イット・カミング」です。アクションシーンは#1「アースクエイク」でばっちり決まりますし、#2「ロイズ・トイズ」は出発とか出撃の場面が浮かびます。フェイスマンとボイルドの会話での緊迫感なんてのは#6「ルーズ・キャノン」なんて怪しい雰囲気でいい。なんと言うか、一触即発という緊張があります。SFにあうアルバム、まあどんなBGMにだってなれると思う1枚です。本当は3大ギタリストのジェフ・ベックのアルバムは、BGMにできるようなものではなく、そっちに耳がとられかねませんけれど。ダンサブルでありブルーズでありロックである1枚、ぜひ一緒に楽しんでいただきたい。
posted by しょうへい at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 重金属的文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする