2007年03月22日

邦画:アイデン&ティティ

 おすすめ度:☆☆☆☆
 みうらじゅん原作、宮藤官九郎脚本、田口トモロヲ監督。銀杏BOYZの峯田和伸主演。バンドブームに乗ってプロ入りしたロックバンド・スピードウェイのギタリストである中島が追う青春映画。

 結構おもしろいな、と思ってエンディング見たら、宮藤官九郎が脚本というのを知って、さすがだなあ、と改めて思ってしまった作品です。田口トモロヲ監督は初監督作品だそうですけれど、これなら十分でしょう。初映画出演の峯田和伸はあんまうまかないけれど、やっぱり演奏の時とか、叫ぶような情熱的なシーンはいい味を出しています。
 バンドとしては、昔のロックバンドって、こんな感じだったなあってやっぱり懐かしいと感じます。この4人のバンドって、中村獅童が一番映えていて、次はベースの大森南朋が目立つんですよね。だからこそへんてこな主人公視点というのが際だつんですけれど。
 歌モノ映画なので当然歌がたくさん使われているけれど、どれもいい歌詞が盛りだくさんで、これはこのままサントラでほしいかもしれません。
 ストーリーはよくある青春ストーリーといっていいくらいのもので、テーマも手垢がつくほどよく使われる、売れたロックバンドがテレビでけんかしてオジャンにするというようなもので、当然浮気するロッカーで、女に刺されたり取材にきた記者とけんかしたり当然。まあよくあるテーマ。しかしそれをしっかりと飽きさせずおもしろく見せているのはやっぱりいい脚本といい監督なのでしょう。キャストは特に目立つほどどうとはいえずヒロインもよくいるような感じの女の子ですし。でもキャラクターがよく、こういう恋人いいなぁ、って思ってしまう。恋愛模様やバンドでの友情などがうまい具合に滲んでいて、いい作品になっています。
 まあクドカン作品、といえばたぶん外さないと思ってみても結構。みうらじゅんが好きならそれでも結構。青春不足の人生にはとくにおすすめの一作です。
posted by しょうへい at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする