小林義則監督、佐藤嗣麻子脚本、篠原涼子主演。主人公・行平の車に爆弾が仕掛けられていた。娘が幼稚園に向かうはずだった自動車には、娘と自分の代わりに娘の送迎をする友人が乗っていた。娘が入院した病院は謎の犯罪グループに乗っ取られ、80億円の身代金を要求していた。複雑な事件をとりまく謎多き事件に、行平が娘を助けるために対峙することになる。
ドラマを予習するのは必須のようです。どうにか2時間スペシャルだけみておいてよかったと思います。ドラマもスペシャルもみず、この映画だけみてはなにがなにやらわかりません。映画館でのお客さんは女性が目立ち、篠原涼子が好きな人が多いようでした。ごっつええイメージしかない僕にとってはあんまり好きになれないのですが、確かにこのドラマの行平演じるハードボイルド刑事はかっこいいです。
しかし酷いのが設定と脚本。ものすごい意味がわからない、複雑に絡み合う行平の過去話。この行平の過去の、父親の裏金事件を予習しないと全く理解できないと思います。もうちょっと初心者向けに敷居を下げてほしかった。でも、ドラマから見ている人にとっては、そういう方がすごく楽しいんでしょうね。
それにしたって、この展開は結構酷い。東京都民全部を人質としたバイオテロってのは、あり得るかもしれないけれど、ちょっと僕にはスケールがでかすぎて感じてしまいました。それにあの加藤ローサと成宮寛貴の必要性を感じない。というか、このストーリーって実は、主人公の行平自身の必要性もないんじゃないかと思います。無駄なキャラクターが多いし、無理に裏ストーリーにつなげようとしてると思ってしまいました。見ていてどこにつながるんだろうって考えながら見るから、ストーリーに集中できなかったし。いろいろと、わざと複線作りに、解決しない怪しい一言とか怪しい動作とか、次回作つくるつもりなんだろうなぁ。映画単体としての楽しさを求める人には、おもしろく感じない映画だと思います。細かいところも雑だし。ばれるからヒール脱げ、とかいろいろ思いました。
まあ、酷評になってしまいました。ドラマ全部見て、行平演じる篠原涼子に惚れてから見ないといけないのかもしれませんね。

