2006年発表、本国スウェーデンでは2005年。
ジョン・ノーラムと言えば当然ヨーロッパというバンドでの「ファイナル・カウントダウン」が一番有名ですね。でも僕はソロのアルバムの方が好きです。アイドルバンドに近いヨーロッパでありながら、この「甘くなさ」がいい。渋すぎる。
ところでジョン・ノーラムは昔から自分の音楽スタイルを統一していないという印象があります。アルバム毎に違うギター、ストラトキャスターもレスポールも入り交じっていたり、ころころ変わっています。
音楽の方向性も北欧メタルから始まり、ネオクラシカルからアメリカンハードロック、ブルーズ、今ではモダンなヘヴィロック。この人、ソロアルバムは誰も止めないから好きなことをしている。
その上バンドメンバーも固定しないし、古くはイングヴェイのバンドで歌っていたヨラン・エドマン、次はなんとディープパープルのグレン・ヒューズだったり。今やソロアルバムでは自分で全部歌ってる。なんというか、気分屋にもほどがあるというか。それでもこのジョン・ノーラムのギターは好きなんだよね。巧いというにつきる。
このアルバムは、ヨーロッパでの再結成前から作ろうと取り組んでいて、日本ではようやく今年になって発売に至ったアルバムで、感想としてはここ数年のアルバムの中で最もヘヴィで、もうここまでくると10年前の「
フェイス・ザ・トゥルース
」と同じ人が作曲だなんて信じられない変貌ぶり。まさに好き放題。こんなのジョン・ノーラムに求めてなんかないやい! って人も多いんじゃないでしょうか。
#1「チェイス・ダウン・ザ・ムーン」なんて、アルバム最初からヘヴィすぎです。だけれど、やはりそこはジョンの才能のメロディがしっかりとしている。ギターソロは見逃せない。#2「ネイルド・トゥ・ザ・クロス」最もヘヴィなリフで始まり、この歌のジョンは聞き慣れてくるとこれがかなりクールに感じます。暗いし歌詞も同様、しかしアルバムの中で一番耳に残る曲です。いい曲かどうかは別かもしれませんが、僕が一番聴いたのはこの曲です。#6「オプティマス」#10「ソリテュード」どちらもインストナンバーで、ここはジョンのギターがしっかり入っていて、これは大満足の曲です。「エンディカ」ほどの名曲ではないかもしれませんけれど、これもまたジョン・ノーラムが詰まっています。歌詞ではなくギターで伝えると言うものがしっかり入っています。お気に入りです。#11はUFOのカバーですが、このナンバーを歌っているような当時を期待しているファンも多いということで、わざわざ選曲して入れたのでしょうか。アルバムカラーがあまりにも違うので、それはそれで奇妙なのですがね。
全体を通して昔のメタル好きが好むのとはちょっと違う方向でヘヴィすぎるので、80〜90年代初期のソロを期待しないほうがいいでしょう。それとは別とみてみれば、それはそれでなかなかのヘヴィロック作品であるかもしれません。
再結成ヨーロッパでのヘヴィさもジョン譲りであるのが、果たしてどこまで受け入れられるのでしょうか。今年、ヨーロッパの再結成アルバム2枚目がでるそうですけれど。
ちなみに、彼のオフィサルサイト
John Norum.comが復活してます。一度アクセスするといいですよ。視聴もできますから。
posted by しょうへい at 21:49|
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ハードロック
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